父の影1

ヒーロー☆コネクションには、いろいろなセクションがあり、所属する人々がそれぞれの役割を果たしている。

茶柱さんの[特務サポーター]という肩書きはよく分からないが、とにかくあの人はヒーロー達に任務メールを送っている。どのヒーローにどの任務を割り振るかを決めているのも茶柱さんらしい。相当エラい立場なのだろう。何と言ったって、寿富士子さんという秘書までいるのだし。
任務には難易度によってランク付けがされ、そのレベルに合ったヒーローが任命されるようだ。世界各地に散らばるヒーロー☆コネクション各支部に持ち込まれた任務もあれば、本部直轄の特命任務もある…らしい。

東京支部の支部長、東田さんは、風呂が大好きだ。上半身裸だったり、浴衣姿だったりという事が多い。風呂上りのコーヒー牛乳を買いに行かされた事もある。茶柱さんと同年代に見えるが、元ヒーローだったらしく、しかも、実の弟さんは今も現役のヒーローだという。それが誰なのか、僕はまだ知らない。

また、それぞれの道の専門家、博士と呼ばれる人が数人いる。ヒーロー☆コネクション直属の博士もいれば、嘱託のような立場で協力している博士もいる。
僕達ヒーローのための武器や防具、トレーニングのための装置などの研究、開発をし、ヒーロー☆コネクション開発部隊のトップにいるのが大黒博士だ。その研究内容ゆえ、ジャアックに狙われやすいため、毎月のように移転を繰り返すその名も[大黒研究所]で、日々開発、実験を行っている。
僕も何回か実験の手伝いをしたし、体力テストも大黒研究所でした。
余談だが、大黒博士は博士(ドクター)であるばかりか、名前も[博士(ひろし)]らしい。
愛庵徹子博士という[流浪の科学者]もいる。研究のために必要とする材料を捜して彼女の元へ持って行くと、買い取ってくれたり武器と交換してくれたりする。常に流浪の旅をしているため、いつどこで会えるか分からないのが難点だ。無駄なことを一切言わず、明快かつ簡潔。私生活は謎に包まれている。
ヒーロー☆コネクションが、散々悩まされることになる[ジャ空間]研究の第一人者である齋藤博士も協力者の一人だ。博士が開発した[ジャ空間封鎖装置]がなければ、日本全体がジャ空間と化してしまったことだろう。愛娘のひなちゃんも出張中のパパの留守を預かってくれる。健気だ。

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