クイズ☆コネクション 100万円獲得だ!3

あ、彩ちゃんだ、輝石彩と間近で直接話しちゃったぞ! 何を話したか憶えてないくらい舞い上がった僕は、トイレに行くのを忘れ、そのまま控え室に戻った。どうせ行っても何も…ちょっと、待て。彩ちゃん、何か妙な事を言ってなかったっけ? 美少女戦士ミラクルあやぁ? 輝石彩がヒーロー? はぁぁぁぁ???
でも確かにあの着信音は、ヒーローケータイのものだった。しかも「任務が来てる」とまで言っていたではないか。更に僕は本人の前で「ひょっとしたらと思ってました」なんて言ったような気がする。今の方がよっぽど興奮しているらしい。
この前キューティが言ってたのはこの事だったのかな? うーむ。
コンコン!
控え室のドアがノックされた。
「嘉人さーん、お時間です! スタジオまでお願いしまーす!」

「3、2、(1)、(Q)!」
「パパパパーー♪ クイーズ、コネクショーーン!!」
「さて、今週も始まりましたクイズ☆コネクション、司会の星一朗です」
「アシスタントの輝石彩です!」
「彩ちゃん、今日もカワイイねー!」
「今日はちょっとヘアスタイルに凝ってみました♪」
「さすがはファッションリーダー! じゃあ今週もはりきって行きましょうか!」
「はぁい! 今週の解答者は、先週の解答者、茶柱達太郎さんからご紹介の、嘉人さんです! どうぞ!」
……
「あれ? 嘉人さーん?」
「(出て下さい!)」
「(あ、ハイ、スミマセン)」
「あ、いらっしゃいましたね。あぁ、良かった。今日は解答者なしかと思っちゃいましたよ」
「スミマセン…」
「あー、アナタは!」
「ん? 彩ちゃん、お知り合いかな?」
「あ、いえ、派手な格好だなーと思って」
「本当だねぇ。嘉人さんは…何と、ヒーローなんですよね?」
「は、はい、そうです」
「だからこーんな目立つコスチュームなんだよ、彩ちゃん」
「すごいですねー! 決めポーズとかあるんですか?」
「あ、一応…」
「わー、是非やってみて下さい!」
「え、でも…」
「嘉人さん、お願いします!」
「この世の正義を守るため、悪と戦う仮面の戦士、嘉人、参上!!」
「きゃぁ、カッコイイ〜!!」
「では、ポーズも決まったところで早速クイズに挑戦していただきましょう。あちらの席におかけ下さい」

NEXT

~Topページへ