父の影2

医療班を代表する白衣の天使、天蓋真希は多忙だ。規模の大きな任務の際には、仮設支部で治療や回復アイテムの補給をしてくれる。普段はヒーロー☆コネクション直属の病院で、傷付いたヒーローを始めとした関係者のために働いている。

[ヒーロー]である僕達、要するに現場と、各支部や本部(会議室?!)との橋渡しをしてくれる連絡員。彼らは戦闘こそできないが、各地をパトロールし、ジャアックの動向を常に監視している。情報収集能力も高く、非常に頼りになる存在だ。と言ってもヒロミ・グレーシーなんかは、連絡員というよりは大黒博士の秘書のような立場で、たまに連絡員としての仕事をしているのを見ても、バタバタと騒がしくなってしまう事が多い。
その点、オードリーこと鳳一子さんはしっかり者だ。いつも冷静で、落ち着いている。オードリーという呼び名はいかがなものかとは思うが。なぜいつも巫女さん姿なのかも…不明だ。
国籍不明のルイス連絡員は、すっかりジャ空間ハンターと化している。当初は普通の連絡員としての仕事をしていたが、ジャ空間を発見するのが上手く、もっぱらそれを専門とするようになったようだった。不法就労の日雇い作業員のような外見で、ジャアックの目を欺いているらしい。その前に入国管理局に連行されなければいいけれど。
アロハシャツにサングラス、口が悪くてすぐに手が出る、誰がどう見ても一昔前のチンピラそのものなのは古谷さん。無愛想で短気で素直じゃない。だが、他の連絡員やヒーローを始め、上層部にも信頼されているらしい。本当はいい人なのかもしれないが、僕はまだ怖い。古谷さんと一緒の任務の時は、登校拒否したくなる学生の気持ちがよく分かる。

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